谷村ひとし『パチンコホールは本当に儲かって仕方がないのか?』ワニブックス
タイトルの設問に対して著者は「ノー」と答え、序章から第二章までを使ってその理由を述べています。ただし、同時にこうも言っています。
そうです、「1ぱち」に関しては「ホールは儲かっている」んです!(P97)
尚、「1ぱち」とは「1円パチンコ」のことです。そもそも本書は、パチンコをある程度以上打つ人向けに書かれたものなので、パチンコ用語(例:遊ぱち、チューリップ等)がごく自然に出てきます。ご注意を。
さて、1ぱちに話を戻します。本書を読むと、4ぱち(4円パチンコ)で使われたパチンコ台を1円パチンコで再利用する(P96)などといったことが書かれており、だとすれば「4ぱちあっての1ぱち」といった側面もあるようです。「4ぱちをやめて全部1ぱちにすればいい」なんていう単純な話じゃない。
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