舞の本「敦盛」
あらすじ…一の谷の合戦に敗れて逃走中の平敦盛は、熊谷次郎直実と戦って組み敷かれる。直実は敦盛が息子と同い年と知ってこれを助けようとするが…。
「敦盛」といえば織田信長が好んで舞った「人間五十年…」のくだりがあまりに有名ですが、この部分がどこで出てくるのかというと、熊谷直実が合戦の後に「菩提の心」(P227)を起こしたくだりで登場します。これ、直実のセリフだったわけですな。
【参考文献】
『舞の本 新日本古典文学大系59』岩波書店
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