上州鴉(1951年、日本)
監督:冬島泰三
出演:大河内傳次郎、水戸光子、本間謙太郎、羅門光三郎
原作:三村伸太郎
備考:時代劇
あらすじ…故郷恋しさに関所破りをして、とある信州の宿場にやってきたお尋ね者の渡世人・星越の瀧蔵は、身売りされようとした娘を助けた為に、自分の身も危うくなり、その危機を逃れる為身を隠すが、かくまってくれたのは、かって恩義をかけてやった板前とその女房のお吉だった。やがて今度はお吉たちを助けるために悪者達と戦った瀧蔵だが、お吉の老父が瀧蔵の召し取りに執念を燃やす目明かしと知ると…。(パッケージ裏の紹介文より引用)
この映画には上図に載っている人物の他にも、駆け落ちしてきた男女や仇敵を探す講釈師、ひょうきんな駕篭掻きの二人組など様々な人物が登場し、さながらグランドホテル形式の如き様相を呈しています。ただ、彼らは本筋とはあまり関係がないので人物関係図からはバッサリとカットさせていただきました。
さて、本作の中味についてですが、星越の瀧蔵と目明かしの伍助が酒を酌み交わすシーンで涙腺が緩んでしまいました。
ネタバレ防止のために詳細は言えませんが、話に出てきた子供とは誰のことか、察しのいい人ならすぐにわかるし、それをわかった上で二人の会話を聞いていると…おっといけねえ、これ以上は言えませんわ。
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