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井沢元彦「賢者の復讐」

あらすじ…慶長三年(一五九八)、六十二歳を迎えた秀吉は、迫りくる死の影におびえていた。長寿を願った彼は、不老不死の秘法をきわめたとされる果心居士を探し出してくるように命じる。果心居士の弟子白童子は、若狭武田氏の重臣の子であったが、秀吉のために主家を滅ぼされ、何とか秀吉に一矢を報いたいと思っていた。(P309, 巻末の「解説」より)

「賢者の復讐」人物関係図

 某太閤立志伝では「奈良のNEET」とも呼ばれる果心居士ですが、ここでは修験者という職業に就いています。とはいえ、彼のやっていることは幻影を見せて惑わせたり若返りの薬を出したりと、修験者というより仙人に近い。

【参考文献】
井沢元彦『暗鬼』新潮社

【関連記事】
小泉八雲「果心居士のはなし」

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