船橋洋一『日米経済摩擦 ―その舞台裏―』岩波書店(5)議会
第2部の後半(2 何が議会に起こったか ――「対日報復」のダイナミックス――)ではアメリカの議会での動きを綴っています。
この部分を読んでふと気付いたことがあります。なるほど、アメリカ議会の動きはわかった、それじゃあ日本の議会(国会)は何をしてたんだ?
第1部ではプレイヤーとして国会議員の名が多数登場していましたが、少なくとも本書において彼らは国会での活動よりも自民党内での活動ばかりが描写されます。
当時の国会の重要性って、その程度にしか見られていなかったんですかねえ。
【参考文献】
船橋洋一『日米経済摩擦 ―その舞台裏―』岩波書店
【目次】
日米経済摩擦(1)
日米経済摩擦(2)
日米経済摩擦(3)
日米経済摩擦(4)
日米経済摩擦(5)
日米経済摩擦(6)
日米経済摩擦(7)
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