舞の本「入鹿」
あらすじ…中臣鎌足は蘇我入鹿を殺そうと付け狙うが、警戒が厳重で隙がない。そこで美女を嫁がせて油断させようとするが…。
この「入鹿」が物語の途中で蘇我入鹿が語るという形式で「竜王と還王」の話が挿入されています。ですので、通例作る人物関係図を二種類用意してみました。
これを見ると、蘇我入鹿は妻が鎌足の実子ではなく養女だということを知っているようです。まあ、大臣クラスの権力者ともなれば、結婚相手の身元調査くらい事前にやっているはずですからね。
【参考文献】
『舞の本 新日本古典文学大系59』岩波書店
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