舞の本「伊吹」
あらすじ…平治の乱に敗れた源頼朝は逃亡中に捕まり、処刑されそうになるが、池殿(池禅尼)の手により助命される。
タイトルが「伊吹」となっているのは、源頼朝を匿った庄司の住まいが伊吹山麓の草野庄にあったから。もっとも、伊吹を舞台とするのは物語の前半までで、後半は京を舞台として展開されます。
それにしても池禅尼が牛車を急がせて六条河原(処刑場)へ駆けつけるさまはアグレッシブですなあ。
【参考文献】
『舞の本 新日本古典文学大系59』岩波書店
« 舞の本「満仲」 | トップページ | 舞の本「硫黄が島」 »
「書評(小説)」カテゴリの記事
- 福田恒存訳『リチャード三世』新潮社(6)ボズワースの戦い(2024.06.06)
- 福田恒存訳『リチャード三世』新潮社(5)第二の求婚(2024.06.05)
- 福田恒存訳『リチャード三世』新潮社(4)処刑と暗殺(2024.06.04)
- 福田恒存訳『リチャード三世』新潮社(3)アン・ネヴィルへの求婚(2024.06.03)
- 福田恒存訳『リチャード三世』新潮社(2)クラレンス公ジョージ(2024.06.02)
コメント