舞の本「伊吹」
あらすじ…平治の乱に敗れた源頼朝は逃亡中に捕まり、処刑されそうになるが、池殿(池禅尼)の手により助命される。
タイトルが「伊吹」となっているのは、源頼朝を匿った庄司の住まいが伊吹山麓の草野庄にあったから。もっとも、伊吹を舞台とするのは物語の前半までで、後半は京を舞台として展開されます。
それにしても池禅尼が牛車を急がせて六条河原(処刑場)へ駆けつけるさまはアグレッシブですなあ。
【参考文献】
『舞の本 新日本古典文学大系59』岩波書店
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