井沢元彦「抜け穴」
あらすじ…太閤秀吉の死後十六年、家康が豊臣家の叩き潰しをはかっていた頃、大坂城内で徳川家との融和政策を打ち出した片桐且元が抜け穴をくぐって大坂城を脱出する(P309, 巻末の「解説」より)
大坂城だって抜け穴くらいあったとしてもおかしくはありません。
しかし、あのように大軍で取り囲まれていて援軍もないという状況下では、落城時に抜け穴を使って脱出しても周囲は敵だらけ。遅かれ早かれ捕まっていたんじゃないでしょうか。
【参考文献】
井沢元彦『暗鬼』新潮社
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