山本周五郎「翼ある復讐鬼」
あらすじ…航空力学の第一人者・角南欣一博士の屋敷でパーティーが開かれた。その夜、翼を持った怪人が博士の一人娘・由美子を攫って行った。助手の細川省吉は独自に捜査する。
本作の著者が山本周五郎ではなくて江戸川乱歩だったならば、この怪人の正体はきっと怪人二十面相で、明智小五郎と追いかけっこをするんでしょうかねえ。この事件の犯人にはさすがに二十面相ほどの知力・体力はありませんでしたか。
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