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林不忘「巷説蒲鉾供養」

あらすじ…江戸では女性が神隠しに遭う事件が続発していた。そんなある日、葬式彦兵衛は人間の肉片を拾う。

 物語の途中で蒲鉾(かまぼこ)の老舗・磯屋平兵衛が登場し、「他でもない、あれからめっきり蒲鉾の味が好くなって」(P182)の一文を読んだ時に、私は映画「スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師」を想起しました。
 ともあれ、釘抜藤吉シリーズの中でも猟奇趣味の強い作品となっています。

【参考文献】
林不忘『林不忘探偵小説選』論争社

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