林不忘「怪談抜地獄」
あらすじ…ある日、釘抜藤吉は髪床の甚八から、蔵前人形問屋の若主人・清水屋伝二郎が体験した怪事件の話を聞く。
甚八の話では怪談仕立てになっていますが、探偵(ここでは藤吉)の手にかかれば怪談を装った犯罪だと証明されます。
尚、伝二郎から財布を掏った女と大須賀源内がグルだってことは感付きました。偶然の出会いに見せかけて実は周到に仕組んだ罠だった…というのは詐欺でよく使われる手口ですからね。
【参考文献】
林不忘『林不忘探偵小説選』論争社
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