林不忘「お茶漬け音頭」
あらすじ…不思議な小唄を歌う狂女・お艶が江戸の評判となっていた。小唄でネタにされた近江屋は困ってしまい…。
「あれ見しゃんせ。この近江屋さんは妾の店で御座んす――」
言いかけたお艶の顔を、藤吉は笠を撥ね上げて凝然と見据えた。(P152)
さすがは釘抜藤吉、犯罪の臭いを嗅ぎ取っているようです。
【参考文献】
林不忘『林不忘探偵小説選』論争社
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