劉文兵『中国抗日映画・ドラマの世界』祥伝社
中国の抗日映画(およびテレビドラマ)の歴史的変遷を述べたもの。
本書によると国民党政権時代から抗日映画が存在しており、抗日映画が政治体制や時代を超えて中国人に受容されていることがわかります。
それにしても、と思うのは、近所のレンタルビデオ店で中国の抗日映画なんか見かけないから鑑賞のしようがないということです(※)。そもそも抗日映画は中国国内向けに作られたプロパガンダ作品だから、日本では流通しにくいものです。
※おすすめはできないが、非合法な手段ならば、著作権意識の低い「某国」の違法動画サイトにある抗日映画の映像ファイルを観るという方法もあるにはあるだろう。ただし、日本語字幕があるとは思えない。
【後日談】
後日調べてみたら、近所のレンタルビデオ点に抗日映画があるのを発見しました。本書P127にも登場する『鬼が来た!』です。
【参考文献】
劉文兵『中国抗日映画・ドラマの世界』祥伝社
« 町山智浩・松嶋尚美『松嶋×町山 未公開映画を観る本』集英社 | トップページ | 津原泰水「夕化粧」 »
「書評(映画)」カテゴリの記事
- 『TOHO CINEMAS MAGAZINE 2023.2.3 vol.179』株式会社ムービーウォーカー、TOHOシネマズ株式会社(2023.10.29)
- 『アルテリオシネマニュース 2023年2月号 No.177』川崎アートセンター(2023.10.28)
- 『下高井戸シネマ上映スケジュール CINEMA AVENUE 2023年1・2月』下高井戸シネマ(2023.10.03)
- 『「仮面ライダーギーツ×リバイス MOVIEバトルロワイヤル」東急線スタンプラリー』東急電鉄株式会社(2023.09.30)
- 『intoxicate #160 2022 October』タワーレコード(2023.08.28)
コメント