星新一「宇宙のネロ」
あらすじ…ある時、空飛ぶ円盤がやってきて、地球人に娯楽を提供しろと要求する。地球人はテレビ番組を提供することにしたが…。
空飛ぶ円盤が飛来する前の地球人同士の会話の中で、こんなセリフがあります。
「なんとこのごろのテレビ番組のつまらないこと。出演者は変りばえがしないし、ストーリーもマンネリだ。少しは知恵をしぼったらどうなんだ」(P141)
なんだ、テレビ番組がつまらなくなったと言われるようになったのは最近のことだけじゃなくて、星新一の時代にも言われていたのか。
【参考文献】
星新一『ボンボンと悪夢』新潮社
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