星新一「ああ祖国よ」
あらすじ…アフリカの小国・パギジア共和国が突如として日本に宣戦布告。小さな船が2隻、日本へ向かう。
日本政府がたった2隻に何もできずにオロオロするさまは、「平和国家・日本」を皮肉っているようです。
ただ、念の為に言っておくと、これは「平和主義の呪縛」が強かった頃に書かれた作品です。海上保安庁が北朝鮮の不審船を撃沈するような今のご時世なら、ここまで迷走しない…はず。
【参考文献】
星新一『おみそれ社会』講談社
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