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星新一「健康の販売員」

あらすじ…2062年、薬売りの男が一軒の家を訪問する。

 ここに登場する「腕時計用注射装置」(P86)というのが凄い。時間の経過に伴って様々な薬を静脈注射(しかも無痛)で注入してくれるのですが…。

 たとえば、朝、起きるべき時間になると覚醒剤が、それに続いてヒゲの抜ける薬品が、朝食のための食欲増進剤が、食事がすむと胃腸の働きを活発にする薬が、という順に注入される。(P86)

 朝から覚醒剤! 田代まさしも真っ青のクスリ漬け生活です。
 そんなクスリの数々を扱うのが「健康の販売員」というのだから何とも皮肉な話ですな。

【参考文献】
星新一『ボンボンと悪夢』新潮社

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