山本周五郎「廃灯台の怪鳥」
あらすじ…宗方博士らは外房海岸の廃灯台で夜光虫の観察をしていた。だがそんなある日の夜、助手の一人が何者かに襲われる。
「ヘリウム瓦斯の受取書」(P210)で犯行のトリックが分かりました。
手がかりとしては明らさますぎるような気もしますし、アガサ・クリスティーやエラリー・クイーンの長編ミステリーならば読者をミスリードする仕掛けだと疑えるでしょう。でも、少年雑誌に掲載された短篇小説ならそこまでのひっかけはできまい。
【参考文献】
『山本周五郎探偵小説全集4 海洋冒険譚』作品社
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