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蜘蛛巣城(1957年、日本)

監督:黒澤明
出演:三船敏郎、山田五十鈴、千秋実、志村喬
原作:シェイクスピア『マクベス』
備考:時代劇

あらすじ…時は戦国時代。妖婆の「蜘蛛巣城の城主となる」という予言を受けた鷲津武時は、主君を暗殺して蜘蛛巣城の主となる。だが…。

 「虎の尾を踏む男達」が面白かったので、同じ黒澤明監督の時代劇作品である「蜘蛛巣城」を観賞することに。尚、原作の『マクベス』は2回ほど読んでいます。

 さて、本作の内容については色々と言いたいことがありますが、語りだすと長くなって収拾がつかなくなるので一つだけに絞らせていただきます。
 妖婆が最初に登場する時に糸を紡いでいましたが、あれを観て私は北欧神話の運命の三女神ノルンを、そしてギリシア神話の運命の三女神モイライを想起しました。ノルンもモイライも人間の運命の糸を紡いでいることから、あの妖婆も鷲津武時の運命の糸を紡いでいるのだと見ることができるのではないでしょうか。

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