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アガサ・クリスティー「崖っぷち」

あらすじ…誰にも好かれ、まっとうに生きている自分をさしおいて彼と結婚するなんて。クレアは村の富豪の心を射止めた美女ヴィヴィアンを憎悪していた。だがある日ヴィヴィアンの不貞の証拠が……。(巻末の紹介文より引用)

「崖っぷち」人物関係図

 クレアがヴィヴィアンを裏でネチネチといたぶるさまは、読んでいて居たたまれなくなりました。女って怖いわー。
 ところで、本作のタイトル「崖っぷち」ですが、これはダブルミーニングならぬトリプルミーニングがあります。一つはクライマックスの場面での地形、二つ目はヴィヴィアンの人生が崖っぷちに立たされていたということ、そして三つ目はクレアの精神が崖っぷちに立っていたということです。
 だとすると、ヴィヴィアンを追い詰めているクレア自身も、そうとう追い込まれていたってことですか。

【参考文献】
A・クリスティー『厭な物語』文藝春秋

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