谷崎潤一郎「魔術師」
あらすじ…恋人と一緒に公園の見世物小屋の魔術師を見に行く。
耽美主義的な作品。
公園が随分といかがわしく猥雑で混沌とした場所になっています。ハッテン場よりひどいかもしれません。
でも、そういう場所だからこそ「魔術師」が活躍できるのかもしれませんな。
【参考文献】
東雅夫編『日本幻想文学大全 幻視の系譜』筑摩書房
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