小松左京「予夢」
あらすじ…子供が怖い夢を見たと言う。
子供が見た怖い夢について父親は「子供の夢なんて、ばかばかしいものだ」(P24)と考えますが、ちょっと待て。原始人にフロイトの如き夢分析は不可能であったとしても、夢占いならば(体系化されていない原始的なものならば)ありえたかもしれません。
ただ、「妙に気にかかった」(P24)とあることから、仮に彼らネアンデルタール人に夢占いの概念があったとしても、父親はそこまで思いが至っていないのでしょう。
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