カレル・チャペック「お犬さんの童話」
あらすじ…カレルおじいさんの飼犬・ボジーシェクが、ある夜、森の中で犬のルサールカに遭遇する。
犬のルサールカ(本作ではルサルカと表記)とは珍しい。いや、この物語は犬(ボジーシェク)の視点で語られているわけだから、犬の目を通して怪異を認識していることになります。だとすれば、その「怪異」が犬の姿を取っていた(犬の姿として把握された)としてもおかしくはありませんな。
【参考文献】
田才益夫訳『カレル・チャペック 童話全集』青土社
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