カレル・チャペック「お犬さんの童話」
あらすじ…カレルおじいさんの飼犬・ボジーシェクが、ある夜、森の中で犬のルサールカに遭遇する。
犬のルサールカ(本作ではルサルカと表記)とは珍しい。いや、この物語は犬(ボジーシェク)の視点で語られているわけだから、犬の目を通して怪異を認識していることになります。だとすれば、その「怪異」が犬の姿を取っていた(犬の姿として把握された)としてもおかしくはありませんな。
【参考文献】
田才益夫訳『カレル・チャペック 童話全集』青土社
« 大塚楠緒子「上下」 | トップページ | カレル・チャペック「小鳥ちゃんの童話」 »
「書評(小説)」カテゴリの記事
- 大前粟生「タンを待ちながら」(2025.01.28)
- 福田恒存訳『リチャード三世』新潮社(6)ボズワースの戦い(2024.06.06)
- 福田恒存訳『リチャード三世』新潮社(5)第二の求婚(2024.06.05)
- 福田恒存訳『リチャード三世』新潮社(4)処刑と暗殺(2024.06.04)
- 福田恒存訳『リチャード三世』新潮社(3)アン・ネヴィルへの求婚(2024.06.03)
コメント