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フィリス・A・ティックル『強欲の宗教史』築地書館(1)

 本書を読む上でまず留意しておかなければならないであろう点を3つほど挙げておきます。

(1)本書はキリスト教の「強欲(貪欲)」を扱ったものである。
 仏教やイスラム教など他の宗教にも「強欲」の概念はあるはずですが、本書ではもっぱらキリスト教における「強欲(貪欲)」を扱っています。

(2)本書はアメリカ人向けに書かれたものである。
 プロローグを読んでみると、アメリカ人は云々と述べている箇所が多く、アメリカ人向けに書かれているんだなということがわかります。

(3)本書を読むにはある程度の教養が必要。
 例えば、「けれども賽は投げられ、ルビコン川は渡られてしまったのだ」(P36)などという文章がサラリと出てきます。ユリウス・カエサルが「賽は投げられた」と言ってルビコン川を渡った故事を踏まえたものですが、この故事を多少は知っていないと意味がわからなくなります。
 又、キリスト教の知識も必須であることは言うまでもありません。

 長くなってきたので次回へ続く。

【参考文献】
フィリス・A・ティックル『強欲の宗教史』築地書館

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