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斉藤弘『目からウロコの円高経済学』ワニブックス

 円高になれば不況になるという円高報道は誤解であり、「円高は決して“悪”ではない」(P167)と著者は説いています。

 単純に円高のメリットで笑いの止まらない企業もあれば、円高のおかげでかろうじて救われた企業もある……こういった事実を知れば、けっして「円高=悪」と一概にはいえないわけです。(P49)

 ちなみに本書が書かれたのは野田政権の時であり、その後の第二次安倍政権では円安局面に転じています。
 じゃあ本書は時代遅れなのかと言われれば否定はできませんが、経済は生き物であり、いつまた円高局面に転ずるかわかりません(ひょっとしたら読者がこの記事を読んでいる時には円高になっているかもしれません)。その時には本書が再び…いや、そのときは新しいネタを取り込んで加筆訂正した方がいいかもしれません。何しろ本書は東日本大震災(P24)などの時事ネタをふんだんに取り込んでいますからね。

【参考文献】
斉藤弘『目からウロコの円高経済学』ワニブックス

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