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明川哲也「箱のはなし」

あらすじ…独身女性のサトが箱を養殖することになる。その水色の箱はどんどん大きくなっていき…。

 作者の明川哲也は一般的にはドリアン助川として知られていますが、ドリアン助川といえば私は15年以上前にテレビで見かけたと記憶しています。たしか金髪のオッサンでしたな(うろ覚え)。

 さて、本作では、箱が不足したので(不足した理由は不明)、国民一人一人が箱の養殖をすることになるという…。これは何かのメタファーですか?
 本作品が収録されている『それでも三月は、また』は、東日本大震災に対して文学者たちはどう答えたのかを表わした本ですから、メタファーであるとするならば東日本大震災に関連するメタファーであるはずです。
 東日本大震災で不足したものとして思い浮かぶのが電力ですな。震災で原発が停止したため、電力不足に陥って計画停電なんてものをやりましたっけ。とすると、箱とは電気のメタファーであり、養殖とは節電のメタファーじゃないかと思えてきました。

【参考文献】
『それでも三月は、また』講談社

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