ポール・アルテ「赤髯王の呪い」
あらすじ…1948年ロンドン。エチエンヌは故郷アルザス在住の兄から届いた手紙に驚愕する。ある晩、兄が密室状態の物置小屋の中を窓から覗いてみると、16年前“赤髯王ごっこ”をしたため呪いで刺殺されたドイツ人少女エヴァの姿があったというのだ。エチエンヌは友人から紹介された犯罪学者ツイスト博士に、当時の状況を語り始めるが……。(裏表紙の紹介文より引用)
ネタバレ防止のために詳細は伏せますが、気になった点を一つ。
エヴァの死体が発見された時、その現場に居合わせた人たち全員の持ち物検査を、警察はやらなかったのでしょうか? もし事件発生直後に警察が○○の××を調べていれば、そこには犯罪の証拠がベッタリ付着していたから、エヴァ殺害事件の迷宮入りは避けられたでしょうに。
【参考文献】
ポール・アルテ『赤髯王の呪い』早川書房
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