モーパッサン「うしろだて」
あらすじ…ひょんなことから参事院議員になったジャン・マランは、人のうしろだてになってやろうと思うようになり、誰彼となく紹介状を書いてやっていた。そんなある時、一人の老僧と出会い…。
このジャン・マランなる政治ゴロは、誰かのうしろだてになることで「俺はうしろだてになるほど偉い人物だぞ」とアピールして自己の虚栄心を満足させているわけですな。
【参考文献】
モーパッサン『雨傘 他七篇』岩波書店
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