モーパッサン「雨傘」
あらすじ…オレイユ夫人はケチで、役所勤めの夫にボロボロの傘を持たせていたが、夫はボロ傘が笑いの種になるので新しい傘を買ってくれるよう求めるが…。
この後、色々あってオレイユ夫人が保険会社に、焼け焦げた傘の修繕費を請求しに行くのですが、オレイユ夫人は小心者らしく、途中で気を揉んでいます。
詳細な描写は本書に譲りますが、このあたりを読んでいると心がかゆくなってきて平静じゃいられなくなります。というのは、自分もオレイユ夫人と似たところがある(あそこまでケチではないが)からでしょうな。
【参考文献】
モーパッサン『雨傘 他七篇』岩波書店
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