DRAMATIC DAIGO 2013 SUMMER
茨城県大子町の観光パンフレット。DAIGOといってもタレントの方ではなく、地名です。
私は大子町を寡聞にして知らなかったのですが、大子町に何があるかというと…近くに袋田の滝がありますな。
う~ん、袋田の滝かあ…。
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茨城県大子町の観光パンフレット。DAIGOといってもタレントの方ではなく、地名です。
私は大子町を寡聞にして知らなかったのですが、大子町に何があるかというと…近くに袋田の滝がありますな。
う~ん、袋田の滝かあ…。
新宿の某所で入手しました。
表紙を飾るのは、『ロミオとジュリエット』でロミオ役を演じる柚希礼音。P3-4の記事によると、8月23日に「ミュージカル ロミオとジュリエット」のDVDが発売されるとのこと。値段は\10500-。
ちなみにP25-26には「『ロミオとジュリエット』 歴史の慣習から広がる作品の世界」と題した記事があって、作品世界の解説をしています。たったの2ページなのでそれほど深くは掘り下げていないのですが、「薬を作るのは修道士の仕事」などの興味を持って読める部分があってそれはそれで面白かったです。
以前、松竹株式会社のDVD・ブルーレイのカタログを取り上げましたが、今回はNHKです。
NHKの方はドラマやドキュメンタリー、紀行番組などが多く、映画のDVDはというと…たったの三作品しかありません。その三作品は「劇場版 火の魚」「殯の森」「ありがとう」(いずれもP148)と、どれも渋めの作品です。
まあ、NHKらしいと言えばNHKらしいんですけどね。
このパンフレットは新宿の某所で入手しました。内容を簡単に説明すると、
新宿区「夏目漱石の記念施設を整備するから、寄付してちょーだい」
というもので、ご丁寧にも郵便局の払込取扱票が同封されています。
夏目漱石の熱烈なファンならば寄付するのにやぶさかではないのでしょうが、残念ながら私はそこまでのファンではありません。ですので、私はせいぜい、漱石の作品を読んだらレビュー記事をこのブログに投稿するくらいにしておきます(当分の間は読む予定はないですけど)。
小田急線のどこかの駅で入手しました。
特集記事「夏のおでかけ」(P4-5)では、小田急線沿線で家族連れで出かけるのにふさわしいスポットを紹介しています。よみうりランド、東京都多摩動物公園、新江ノ島水族館など…。
あいにく私はそれらのどこへも行ったことはありません。いえね、これでも箱根や江ノ島ぐらいなら行ったことあるんですよ。
京王線のどこかの駅で入手しました。
表紙の情報右端に何やらゆるキャラっぽいのが見えますが、本誌P6の解説によると、京王ほっとネットワークキャラクターの「ほっとん」だそうです。ちなみに象です。
尚、ほっとんのプロフィールの中に「足のサイズ:410mm」(P6)とあることから、かなりの巨体であることがわかります。
あらすじ…シャルルはガヌロンを処刑し、スペイン王妃ブラミモンド(ブラミドワヌ)をキリスト教に改宗させる。その夜、眠っているシャルルのところへ大天使ガブリエルがやってくる。
戦後処理を終えてようやく一息ついたところで天使がやってきます。労をねぎらってくれるのかと思いきや、さにあらず。天使のお告げは、
「ビールの地のアンフ城が異教徒に包囲されているから救援に行け」
というものです。それに対するシャルルの反応は以下の通り。
「神よ、」と王はいう。「わが生涯、さても労苦多きことよ!」
目に涙して泣き、白髯をしごく。(P248)
シャルルでなくとも泣きたくなりますわ。七年に渡るスペイン遠征での疲弊もさることながら、右腕と頼む甥のロランを失ったショックも大きいし、総督バリガンとの死闘の傷もまだ癒えていないだろうに(※)、すぐにまた遠征せよとは!
どこのブラック企業だよ…と思ってしまいます。
※P223-224の描写では、シャルルはバリガンの剣を頭上に受けて肉を削ぎ落とされ、骨がむき出しになったという。よく生還できたものだ。
【参考文献】
有永弘人訳『ロランの歌』岩波書店
追伸:『ロランの歌』のレビューはこれで終わりです。いや~、実に長かった。
【追記】
後日、オークションのカタログでこんな絵を発見しました。
ダニエル・マクライズ,R.A.(アイルランド、1806-1870)「シャルルマーニュの夢」
英語の説明文によると、どうやらこの時のシャルルマーニュを描いたものらしいです。
だとすれば、シャルルマーニュは仕事中に居眠りしている時に天使から出動を命じられたことになります。ちゃんと休ませてあげなよ!(平成26年11月)
あらすじ…バリガンを倒したフランス軍は、勢いに乗じてスペインの首都サラゴスを占領する。そしてシャルルはスペイン王妃ブラミモンド(ブラミドワヌ)を拘引してフランスへ凱旋する。一方、ロランの婚約者オードは、ロラン戦死の報を聞いてショック死してしまう。
フランスへ帰還したシャルルは、ガヌロンを裁判にかけます。(1)の裏切りの落とし前を着けようというわけです。
その裁判ではソランス城のピナベルがガヌロンの弁護人となり、それに対してアンジュー公爵ジョフロワの弟チエリーが検事役を買って出ます。で、両人は鎧に身を固め、馬に乗って草原で決闘。そう、これは決闘裁判なのです。
当時は「正しい方を神が助けて下さる」と信じられていて、実際、本書でもチエリーがやられそうになると、「神、彼を護り給う。地上に投げとばし殺されず。」(P243)とあり、この直後、神の御加護によるものか、チエリーはピナベルを討ち取っています。
ともあれ、こうしてガヌロンの有罪は確定しました。証拠や証言を積み重ねることによって犯罪の事実を立証するのが現在の裁判ですが、これに慣れている者にとってはこうしたやり方は野蛮だと思うかもしれません。しかし、当時はこれが当たり前だった、ということなのでしょう。
【参考文献】
有永弘人訳『ロランの歌』岩波書店
あらすじ…ロランとマルシルの戦いは酸鼻を極め、両軍の将兵が次々に戦死する。ロランはついに角笛を吹くが、本隊の救援は間に合わず、ロランは壮絶な戦死を遂げる。駆けつけたシャルルはスペイン軍を川へ追い落とすが、そこへバビロニアなるバリガン率いる大軍が現われる。
スペイン王マルシルはロランと戦って右手首を切り落とされ、サラゴスへ逃げ帰りました。一族郎党はことごとく戦死し、自身も瀕死の状態。とそこへバリガンが救援に現われ、マルシルはバリガンに後事を託して死にます。
さて、このバリガンは、後注の表現を借りると「イスラム全土の総帥」(P274)ともいうべき人物で、アルメニア人やスラヴ人、タタール人、カナン人などの大軍団を引き連れて登場しています。尚、軍団の規模については、バリガンはフランス軍との戦いに備えて三十の軍団を編成し、「最小の軍団とても、五万騎を算う」(P200)ほどだったとのこと。例によって例の如く誇張されすぎていますが、これくらいのボリュームがないと『ロランの歌』の後半が盛り上がらないのかもしれません。
ちなみに、バリガンが登場するくだりを読んだ時に私は、トロイア戦争の後半で参戦してきたアマゾネスの女王ペンテシレイアとエチオピアの黒人王メムノンを思い出しました。あれと同じノリなんじゃないでしょうか。
【参考文献】
有永弘人訳『ロランの歌』岩波書店
前項の(3)
ではロランはどうすべきだったかについて述べましたが、今回は彼の主君であるシャルルはどうすべきだったかについて述べることにします。
ロランに殿軍を任せたことについては(2)で妥当だったと言いました。問題なのは連絡手段(角笛)をロランに委ねてしまったことです。そのため、プライドの高いロランは「助けを呼ぶのは恥辱だ」と考え、自分たちだけで戦うことにしたのは(3)で述べた通り。
ではシャルルはどうすべきだったのか?
それは極めて簡単なことで、角笛を冷静沈着なオリヴィエの手に委ねればよかったのです。別にオリヴィエでなくても、確実に吹き鳴らしてくれる人物なら誰でもいい。
その際にロランが、
「どうして自分に角笛を渡してくれないのか」
と不平を言ったら、シャルルはこう言ってやればいい。
「いや、そなたにはそれ以外にやってもらいたいことがある。それは殿軍の指揮だ」
これならば、プライドの高いロランでも納得するものと思われます。
付記:とはいえ、シャルルにロランの行動をそこまで予測せよというのは酷な話か。
【参考文献】
有永弘人訳『ロランの歌』岩波書店
あらすじ…シャルルはロランを含む十二臣将と精鋭2万を殿軍に残してフランスへの帰路に着く。その殿軍に、マルシル率いるスペイン軍40万が攻め寄せてきた!
この時、ロランはどうすればよかったのか? 3つほど挙げてみます。
(1)有利な地に布陣する。
(2)情報収集を欠かさない。
(3)本体との連絡を緊密に取っておく。
それでは、ロランが実際に取った行動と照らし合わせながら論じてみたいと思います。
まず(1)ですが、少数の軍で大軍を防ぐことのできる地に布陣しておくことです。これについては、シャルルが「かしこの峠、狭き隘路」(P50)と指摘した場所に殿軍を残し、その指揮を執るロランは「狭間と高地を確保せよ」(P54)という指示を出していることから、合格点だと思われます。
次に(2)ですが、具体的には斥候や密偵を放っておいてスペイン軍の動向を監視するということです。40万という数字は盛りすぎ(誇張しすぎ)だとしても、大軍であれば諜報の網にすぐにひっかかるはずです。しかし、事前に察知できなかったということは、そういう作業を怠っていたわけですな。
最後に(3)について。実は、マルシルが裏切って攻めてきたら角笛を吹き鳴らして本隊に危急を知らせ、それを聞いた本隊が救援に駆けつけるという手筈になっていました。
しかし、ロランは救援を求めれば自分の名声が失われると考え(P69)、救援を呼ばずに自分たちだけで戦うことを決意します。どうやらロランは、他人に助けを求めるにはプライドが高すぎたようです。
ロランのこの行為は軍令違反であり、結果的にそれが自分の被害を拡大させたのだから、その責任は問われねばなりますまい。
【参考文献】
有永弘人訳『ロランの歌』岩波書店
あらすじ…和議が整ったのでフランス軍は母国へ帰還することに。その際、殿軍を誰が務めるかという段になって、ガヌロンはロランを推す。それを聞いたロランは怒り出すが、結局はロランが殿軍を務めることになった。
ロラン、殿軍に付くべきことを聞くや、
怒りをこめて、義父に語れり、
「うぬ! この破落戸め、生まれ汚らわしき悪党め!(後略)」(P51)
なぜロランがここまで怒り出したのかと考えると、この時点ではまだガヌロンの奸計(マルシルが裏切ること)は知らなかったから、そのことではありますまい。
シャルルがガヌロンに対して「身内に不倶戴天の怨み宿れり」(P50)と指摘していることから、ロランがガヌロンを危険な使者の任務に推挙したことに対する意趣返しとして、ガヌロンが自分を殿軍というこれまた危険な任務に推挙したのだとロランは思ったのでしょう。
ちなみに引用文の前節ではロランが騎士の道をわきまえた対応を取っており(※)、矛盾しているように見えます。後注によると「ガストン・パリスは異った二つの源泉からの流出と見」(P263)るとのこと。これが妥当な見解ですかな。
さて、ロランは怒っていましたが、ロランが殿軍を務めること自体は妥当であったと思います。理由は二つ。
そもそも殿軍は撤退しつつ戦うという困難な任務を果たさねばならないことから、軍事的能力に優れた者でなければ務まらないとされています。
それではロランはそれにふさわしい人物かというと、答えはイエス。というのは、彼自身が語ったところでは、彼には以下の功績があります。
われらスペインに来りて、ここに満七年、
われ、君がためノープルとコンミープルを征したり。
さらにヴァルテルヌとピーヌの地、
またバラグエとテュエルとセジルを取りたり。(P16-17)
ロランはスペイン遠征でこれほどの軍功を立てたのだから、軍事的能力に優れていると見なしてよいのです。
そしてもう一つの理由は、和平の条件にあります。和平の条件には「後日マルシルがフランスへ赴き、キリスト教に改宗する」というものと、「スペインの半分をロランに与える」というものがあります(P33-34)。ここで注目すべきは後の方です。
領地を持つということはその地を防衛する義務を負うということであり、ロランがスペインの半分を領有するとなれば彼はその地を守らねばなりません。又、シャルルは、スペインが叛いた場合、あるいは南からムーアが攻めてきた場合に備えてロランを配しておこうという意図があったのかもしれません。
だとすれば、ロランが殿軍に残ってスペインを見張るのは間違った役割ではありますまい。
※長くなるので引用は差し控えるが、この部分をよく読むとロランが皮肉を言っているのだと取れなくもない。
【参考文献】
有永弘人訳『ロランの歌』岩波書店
あらすじ…フランス王シャルル(シャルルマーニュ、カール大帝)は大軍を率いてスペインに遠征し、七年もの長きに渡ってスペイン王マルシルと戦っていた。そしてついにマルシルは和平と恭順の使者をシャルルに送る。その後フランス陣営では、その返答の使者として誰を送るかという段になって、ロランはガヌロンを推し、容れられる。だが、そのことを怨みに思ったガヌロンは、マルシルを唆してロランを殺すよう画策する。
巻末の「解説」によると、『ロランの歌』は「西暦七七八年八月十五日、大帝の軍がスペインから帰還するに当って、その後衛軍がピレネー西方の国境ロンスヴォーの峠で、その地方の住民バスク人の襲撃を受けて大損害を蒙った事件」(P285)を題材にしています。しかし、私はこの方面の歴史には疎いし、物語の後半でイスラムの大軍がやってくるなど明らかに創作だと思われる部分も多いことなどから、『ロランの歌』を歴史的事件とは切り離してレビューしてみたいと思います。
さて、まずは人間関係が複雑なので、図にまとめてみました。
巻末の「後注」によると、ロランは「シャルルの妹の息子であり、その妹がロランの父の死後、ガヌロンに嫁いだことになっている」(P251)とのこと。つまり、ロランにとってガヌロンは母親の再婚相手であり、しかも仲が悪い。いや、仲間が悪いというよりも、憎み合っているようです。
ロランが和平の使者にガヌロンを推挙しましたが、実は以前にも和平の使者を送ったことがあるものの殺されてしまった(P17)という経緯があり、使者としてスペイン王のもとへ赴くのは非常に危険だとの認識がありました。実際、和平の条件を提示したガヌロンは、憤激したマルシルに殺されそうになります(P32)。尚、この時は周囲が制止して事無きを得ました。
そしてここからガヌロンが舌先三寸でマルシルをたらし込みます。シャルルに恨み骨髄のマルシルに対して、シャルルを倒したかったら彼の右腕ともいうべきロランを殺せばいい、ここはとりあえず仮初の和平を結んでおいて、殿軍(しんがり)としてロランを残しておくからそこを襲え云々と語っています。もちろんこれは裏切り行為であり、後にガヌロンはその報いを受けることになります。
長くなってきたので次回へ続く。
【参考文献】
有永弘人訳『ロランの歌』岩波書店
「第十二章 労働組合の問題」では、国家社会主義において労働組合はいかにあるべきかを述べ、国家社会主義(的)労働組合なるものを説いています。国家社会主義労働組合とは、「職業代表機関であ」(P287)り、「国民的経済過程に関与している一定グループを組織的にまとめることによって、国民経済の確実性を高め、(中略)国民経済の力を強化すべき」(P287-288)ものであるとのこと。
ただし、この時点では国家社会主義労働組合の設立は時期尚早であるとして、既存の労働組合(マルクス主義的労働組合など)を、自分の党員を使って内部から破壊させようとする程度にとどめています。
政党の規模があまり大きくない状態では、あれもこれもと手広くやるわけにはいかないのでしょう。ヒトラーが語るところによると、「当時わたしは、この大きな課題を解決しうると信ずるにたるただのひとりの人も、もっていなかった」(P291)とあり、その方面の人材が絶対的に不足していたようです。
【参考文献】
アドルフ・ヒトラー『わが闘争(下)』角川書店
「第十一章 宣伝と組織」では、前半はいかに宣伝すべきかということと党の組織について述べ、後半はドイツ労働者党が極貧状態からスタートして徐々に大きくなっていったことを語っています。
さて、この章でヒトラーは、「偉大な理論家が偉大な組織者であるのは、ごくまれな場合だけである」(P263)、「偉大な理論家が、偉大な指導者であることはもっとまれである」(P263)と述べた上で、「むしろ扇動者のほうが指導者にむいているだろう」(P263)と述べています。
ふむ、扇動者ですか。これはヒトラー自身のことを言ってるんでしょうなあ。要するに扇動者である自分は、どこぞの理論家より遥かに指導者に向いているぞ、と。
ちなみに、ヒトラーが指導者に向いているという評価を、私は肯定します。ヒトラーの言動や政策の理非曲直は措ておいて、金もコネも学歴も爵位も有力な後ろ盾も無い一庶民が、自らの才覚でここまでのし上がったわけですからね。指導者に向いていなかったら、ドイツ労働者党の一党員として埋没していたことでしょう。
【参考文献】
アドルフ・ヒトラー『わが闘争(下)』角川書店
「初物争奪戦!!」(P158-159)では、河竹黙阿弥作の歌舞伎『梅雨小袖昔八丈(つゆこそでむかしはちじょう)』(通称:髪結新三)を引き合いに出して、初鰹の値段を紹介しています。
湯屋帰りの浴衣姿で、仕事が上首尾にいって気をよくした新三が鰹売りの売り歩く初鰹を買うのだが、魚屋に支払った代金は、3分2朱を2朱値切って3分だという。(中略)
江戸時代の1両を現代の6~10万円相当とすると、4分で1両。3分は7万円にもなるだろうか。(P158)
7万円! そういえば大田南畝『仮名世説』では相撲取りが魚屋の言い値で鰹を買う羽目になっていましたが、その時はもっと高値だったんでしょうかねえ(※1)。
いずれにせよ、現代では初物信仰(※2)は失われており(今でもどこかに残っているかもしれませんが、もし残っていたとしても少数のはず)、庶民が初鰹に7万円も出すことなんてまずないでしょう。
※1.こちらは初鰹とは書いておらず、初鰹であったか否かは不明。
※2.初物は生命力に満ちあふれているとされ、これを食べると寿命が75日延びると信じられていた。
今回は下ネタです。
本書は「裏」と銘打っているだけあって、エロ方面の記事も色々とあるのですが、それらの記事中に春画が多数掲載されています。当然のことながら性器の部分にはボカシを入れるなどの修正が入っているのですが、中には修正し忘れていると思われる個所があります。
(1)P104下段。女装した若衆の玉と竿が未修正。
(2)P109下段。便所で小用を足す女性のアソコが丸見え。扉くらい閉めろよ。
(3)P111下段。ロシア兵♂をレイプする日本兵♂の玉と竿が未修正。
特に(1)の場合、挿入する方の男性の性器は修正が入っているので、修正ミスだとすぐにわかります。
尚、私が所持しているのは初版第3刷ですので、版を重ねると上記の部分は修正が入る可能性があります。ご注意(?)下さい。
「九州河童風雲録」(P80-84)では、九千匹の河童を従えた大親分・九千坊と加藤清正が戦争をしたことが述べられています。
九州の河童は、お国柄のせいかやたらと抗争を繰り返していたのだ。特に九千坊は、加藤清正というビッグネームと戦ったと言い伝えられている。
発端は、河童が清正お気に入りの小姓の尻子玉を抜いたせいだったという。河童の大親分といっても、相手が虎殺しの清正では分が悪い。球磨川には大筒が撃ち込まれ、やむなく九千坊は熊本からにげ出すことになった。(P81)
さすがは加藤清正。戦国時代を生き抜いてきただけあって、やることが荒っぽい。平和な時代の備後の福山藩の対応(井伏鱒二「河童騒動」)とはえらい違いですな。
ちなみに、『落栗物語』では謎の怪物が加藤清正の従者の美少年を拉致しようとした事件が載っており、私はこれは河童ではないかと考えました。上記の通り河童と加藤清正が戦ったという伝承があったということは、やはり『落栗物語』の怪物も河童だったと考えていいのかもしれません。
今回取り上げるのは「黒田家を金縛りにする『呪いの包囲網』」(P52-57)。戦国時代、黒田官兵衛が城井鎮房(宇都宮鎮房)を偽りの和議の席でだまし討ちし、城井氏を滅ぼしたものの、後に城井氏の怨念が黒田家に祟ったとのこと。
記事中に「官兵衛は、戦国の世とはいえ、謀略によって城井鎮房を殺害したことを死ぬまで悔いたといい」(P56)などとありますが、ところがどっこい、戦国時代にはこの程度の謀殺は珍しくないんです。
ちょっと調べただけでも、ゴロゴロ出てきます。
・織田信長…重病を装い、見舞いに来た弟の信行(信勝)を討ち取った。
・宇喜多直家…自分の姉や娘を嫁がせた相手を油断させておいて謀殺。
・竜造寺隆信…蒲池鎮漣(しげなみ)を猿楽の宴席に誘い、やってきたところを襲撃して殺害。
上記の3名はいずれも滅亡してしまいましたが、黒田家は大名として存続しました。即ち、怨霊にとってはターゲットがまだ残っていて「祟り甲斐」があったということでしょうか。
色々とネタが豊富なので何回かに分けて取り上げます。
まずは「歴史ミステリースポット奇談」(P2-14)。東尋坊や刑場跡など歴史的な由緒ある心霊スポットを紹介しています。
この中の、八王子城跡(P8-9)に私は行ったことがあります。本書では夜間に撮影していて、いかにも何か出そうな雰囲気を醸し出していますが、私が行った昼間は閑散としていて別に怖くも何ともない。寧ろ山城だけあって、ちょっとしたハイキングを堪能できましたな。
というわけで昼間に行くべし。
【参考文献】
日本裏歴史研究会『人に話したくなる裏日本史』竹書房
妖精の本。
エルフ(P12)やレプラホーン(P112)などは既に知っていましたが、フランスのリュバン/リュパン(P151)やポーランドのシチシガ(P159)など、未知のものがチラホラ見受けられました。それだけ妖精の世界は奥が深いということなんでしょうなあ。
さて、本書にて取り上げられている妖精が登場する映像作品を二つ紹介します。
・「シランクス」
ニンフ(P164)のシランクス(シュリンクス)が登場。
・「トロール・ハンター」
トロル(P46)が登場。本書によるとトロルには小人のトロルと巨人のトロルがいますが、この映画に出てくるのは専ら巨人のトロルです。
尚、本書にはドラゴン(P214)も掲載されているのですが、ドラゴンというと妖精という感じはあまりしないし、ドラゴンが登場する作品は多い(例:「ベオウルフ/呪われし勇者」)ので省略。
【参考文献】
草野巧・著、シブヤユウジ・画『妖精』新紀元社
松竹株式会社のDVD&ブルーレイのカタログ。
このカタログには数多くの映画のDVD・ブルーレイが掲載されているのですが、私がこのブログで取り上げたことのある映画はというと…「母べえ」(P6)と「ギララの逆襲」(P36)がありました。他は…見当たらないですねえ。
一応、「学校」(P5)、「マリリンに逢いたい」(P48)、「御法度 GOHATTO」(P52)などは観ましたよ。これらの映画はブログを始める以前に観たので記事にしてないんです。
さて、過去はこれくらいにして、未来についても少々。
私は金がないので、これらのDVDを購入するのではなくレンタルビデオ(それも旧作)で済ませることになるでしょうが、とりあえず「アイアン・スカイ」(P61)は観ておきたいですな。
宝塚のDVD、CD、ブルーレイのカタログ。
例えば「源氏物語 あさきゆめみし/ザ・ビューティーズ」が\12600-、「ベルサイユのばら -オスカルとアンドレ編-」が\10500-、「霧矢大夢ディナーショー『Grand Dreamer』」が\8400-(いずれもP4)と、映画のDVDよりも高めの価格になっています。
熱心な宝塚ファンならともかく、「一般人」にとってこの価格設定は敷居が高い。
福島県本宮市の観光ガイド。
表紙を飾るのは本宮市のキャラクター「まゆみちゃん」です。まゆみちゃんはヘソを出していますが、これは「福島のへそのまち もとみや」を表わしているとか(P1)。ヘソの位置が左に寄っているのが少々気になりますが、本宮市がそういう位置にあるからしょうがあるまい。
新宿のヨドバシカメラにて入手しました。
こんなものがあったとは…。まあ、CDなんて滅多に買わないですから、気付かなくても仕方あるまい。
【特設サイト】
http://mja.jpn.com/
※投票は7月31日迄。
新宿のヨドバシカメラで入手しました。
2011年の中国ドラマ『水滸伝』(全86話)のDVDが発売されるとのこと。全86話となると、仮にDVD1枚に2話収録するとして43枚…。大層な量ですな。
ちなみに、このパンフレットによると、「主要人物に焦点を絞り、102分にまとめた劇場版」もあるとのこと。うん、まあ、そっちは長編ドラマのお試し版といった感じですかね。
世田谷の某商店街にて入手しました。
表紙を見ると、まめがや(このマガジンのマスコットキャラ)がダイエットをしてサイボーグ009風に変身しています。まあ、首にスカーフを巻いていないし、上着にボタンも見当たらないことから、丸パクリというわけではないのでしょう。
あらすじ…ある朝、ザムザはゴキブリに変身していた。そして次々に色々なものに変身し…。
元ネタはフランツ・カフカの『変身』。『変身』ではグレゴール・ザムザがある朝突然(何の理由もなく)虫に変身しています。
こちらのザムザも、最初のゴキブリに関しては特にこれといった理由もなしに変身しており、不条理な話という点では変わりません。ただしこちらはとても短いので、不条理も短くて済みます。
【参考文献】
浅暮三文『実検小説 ぬ』光文社
あらすじ…鳥取の鳴き砂でオナホを作ったよ!
砂でどうやってオナホを作ったのかというと、砂人間(女)の性器の部分を持ち帰ったのだそうな。
尚、便宜上「砂人間」と書きましたが、おそらく妖怪変化の一種でしょう。だとすれば、そんなモノと交わっている主人公はタダでは済むまい。
【参考文献】
浅暮三文『実検小説 ぬ』光文社
あらすじ…隣町について語る。
隣町の描写に矛盾した箇所がいくつも見受けられますが、考えられる理由は2つ。
(1)隣町は1つではなく複数存在する。
(2)語り手が狂っている。
それまで隣町について散々語っておきながら、最後の段落で「隣町はどこにもないのだ」(P222)とまで言い切っていることから、(2)の説が有力だと思われます。
【参考文献】
浅暮三文『実検小説 ぬ』光文社
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