フィッツジェラルド「リッツ・ホテルほどもある超特大のダイヤモンド」
あらすじ…ジョンは夏休みを友人のパーシー・ワシントンの実家で過ごすことにする。そしてそこで、パーシーの妹キスミンと恋に落ちるが…。
パーシー曰く、父親は「リッツ・ホテルほどもある超特大のダイヤモンド」を所持しているとのこと(P12)。ということは途方もない金持ちの話かなと思っていたら、中盤以降はダークファンタジーの様相を呈してきました。
いくら「秘密」を守るためとはいえ、親友さえも殺してそれを当たり前のことと受け入れている一家…狂ってますなあ。
【参考文献】
佐伯泰樹編訳『フィッツジェラルド短編集』岩波書店
« アントニー・マン「エスター・ゴードン・フラムリンガム」 | トップページ | 源通親『高倉院厳島御幸記』 »
「書評(小説)」カテゴリの記事
- マーク・トウェイン「名探偵誕生」(2023.09.07)
- W・ハイデンフェルト「<引立て役倶楽部>の不快な事件」(2023.09.06)
- アンソニイ・バウチャー「テルト最大の偉人」(2023.09.05)
- オーガスト・ダーレス「怯える准男爵」(2023.09.04)
- アガサ・クリスティー「消えた貴婦人」(2023.09.03)
コメント