ムーラン・ルージュ(2001年、米墺)
監督:バズ・ラーマン
出演:ユアン・マクレガー、ニコール・キッドマン、ジョン・レグイザモ、ジム・ブロードベント、リチャード・ロクスバーグ
原題:Moulin Rouge!
備考:ミュージカル
あらすじ…作家志望の貧乏な青年と、キャバレー「ムーラン・ルージュ」の高級娼婦が恋に落ちる。
冒頭の導入部分で明かされているのでネタバレにならないと思いますが、この恋は悲劇に終わります。まあ、あの二人がハッピーエンドになるのは想像できないですからねえ。
さて、この映画ではビートルズなど現代の楽曲をうまく取り入れているのですが、私が注目したのはマドンナの「ライク・ア・ヴァージン」を歌うシーンです。歌い手も男、ダンサーも男だけ、しかも「処女の花嫁」を演じているのはヒゲ面のオッサンという倒錯ぶり。
そこに女性が全くいないということは、「ライク・ア・ヴァージン」が歌う世界は男性だけの願望なんじゃないかとさえ考えてしまいます。
【関連記事】
・椿姫(1937年)
最近のコメント