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江戸歌舞伎「傾城阿佐間曾我(けいせいあさまそが)」

あらすじ…曾我兄弟が父の仇・工藤祐経を討とうとする。

 タイトルの傾城とは遊女のことで、遊女に入れ込むと城を傾けるほど散財することから来ています。そして本作においてこの傾城とは遊女の虎&少将を指します。
 又、阿佐間は仇討ちの場所の浅間、曾我はもちろん曾我兄弟です。

 阿佐間はともかくとして傾城は物語の中で重要な立ち回りを演じています。虎&少将と曾我兄弟のラブロマンスはもとより、最後にこの二人は曾我兄弟の仇討ちに参加しています。しかも、P68-69の挿絵を見ると鎧まで着ています。お前らそんなに強かったっけ?

【参考文献】
古井戸秀夫・鳥越文蔵・和田修校注『江戸歌舞伎集 新日本古典文学大系96』岩波書店

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