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『名人ぞろへ』

 芸能の名人や陶工の名人、建築の名人などが紹介されているのかと思ったら、どうも違う。内容は大体以下の通り。

(1)タタールの北の国では日本人、特に源義経を恐れる(理由は記述されず)。
(2)海獣「うにかうる」(イッカク)の捕獲。
(3)ガンジス河で伽羅を作る。
(4)竜頭国。
(5)中~南部インドでのミイラ獲り。

 まあ、海獣猟の名人や伽羅作りの名人、ミイラ獲りの名人がいてもおかしくはないのですが、(1)と(4)は名人とは関係がありそうにない。尚、タイトルと本文との齟齬については冒頭の解説文でも取り上げられています。
 ちなみに(1)の部分の脚注には義経=ジンギスカン説への言及があって、どうやら彼らは義経をジンギスカンだと信じているから義経を恐れている(ということを言いたい)らしいです。

【参考文献】
木村八重子・宇田敏彦・小池正胤校注『草双紙集 新日本古典文学大系83』岩波書店

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