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半次郎(2010年、日本)

監督:五十嵐匠
出演:榎木孝明、AKIRA(EXILE)、白石美帆
備考:時代劇

あらすじ…幕末に「人斬り半次郎」と恐れられた中村半次郎(後の桐野利秋)。明治政府の下で少将となるも、西郷隆盛と共に郷里へ戻り、西南戦争へと身を投じる。

 半次郎たちは薩摩弁で会話しているので、鹿児島の人以外はわかりにくいかもしれません。DVDで視聴される際は繰り返し視聴すると少しはわかるんじゃないかと思います。

 ところで、この映画はおおよそ前半は幕末、後半は明治の西南戦争に分けることができます。後半の西南戦争では負けるとわかっていて戦うのですが、案の定敗退に続く敗退で、「同志」たちが次々と死んでいきます。これは凄惨です。
 でも、よくよく考えてみたら新撰組や彰義隊なども殺されていった(しかも殺した方の官軍には半次郎たちもいた)わけで、今度は薩摩の不平士族がやられる番だったのだと見ることもできます。

【関連記事】
池波正太郎「賊将」
小川原正道『西南戦争 西郷隆盛と日本最後の内戦』中央公論新社
討薩記念碑(護国寺)

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