謡曲「頼政」
あらすじ…旅の僧「奈良でジジイに名所を訊ねたら、そいつが源頼政の亡霊だったでござる」の巻。
老人(正体は源頼政)が旅の僧に、真木島(まきのしま)、小島崎(こじまがさき)、恵心院、朝日山、平等院の扇の芝と解説し、観光案内をしてくれています。
自分の身上を語るだけならそこまで手広く解説する必要はないので、ある意味でサービス精神旺盛と言えますな。
【参考文献】
西野春雄校注『謡曲百番』岩波書店
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謡曲「鵺」
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