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謡曲「鵺」

あらすじ…旅の僧が、光り物が出るという洲崎の御堂に泊まる。その夜、源頼政に退治された鵺(ぬえ)の亡霊が現われる。

 このテの怪物は英雄に退治されるために存在しているようなものですが、やられる方にとってはそれで納得できないのでしょう。
 とはいえ、鵺は「扨も我悪心外道の変化となつて、仏法王法の障りとならむ」(P122)として暴れ回ったのであり、そんなことをすれば相応の報いを受ける(因果応報)は必定。退治されるのは自業自得というものです。それを裏打ちするかのように、鵺は「たちまちに滅せし事、思へば頼政が、矢先よりは、君の天罰を当たりけるよと、今こそ思ひ知られたれ」(P123)と述懐しています。

【参考文献】
西野春雄校注『謡曲百番』岩波書店

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