無料ブログはココログ

« 海音寺潮五郎「平清盛」 | トップページ | エドワード・D・ホック「いちばん危険な人物」 »

杉本苑子「悲劇の風雲児」

 木曽義仲が生まれてから都入りを果たすまで、そしておまけ的に最期(粟津の松原での戦死)を描いた短篇。
 構成としては歪(いびつ)な感じがしないでもないですが、

「木曾谷時代の義仲に、スポットをあててほしい」
 というのが、編集部の要求なので、この小文は、入京後の彼の動静には触れない。
(P134)

 というメタ的な文章を読んで納得。これが文庫本一冊分以上の長篇ならば「人生の下り坂も書けよ」と思いますが、短篇ならば紙幅の都合もあるからそこまで書かずともよいし、編集部からそういった要求がなされているとあっては…。

【参考文献】
末國善己編『短篇小説集 源義経の時代』作品社

« 海音寺潮五郎「平清盛」 | トップページ | エドワード・D・ホック「いちばん危険な人物」 »

書評(小説)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/277935/48653031

この記事へのトラックバック一覧です: 杉本苑子「悲劇の風雲児」:

« 海音寺潮五郎「平清盛」 | トップページ | エドワード・D・ホック「いちばん危険な人物」 »

最近のトラックバック

2017年3月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31