パトリシア・マガー「ロシア式隠れ鬼」
あらすじ…セレナ・ピアス(後の女スパイ、セレナ・ミード)は、旧友の頼みを受けて冷戦下のモスクワへツアー客を装って単身赴く。その旧友の祖父が書き遺した詩の原稿を密かに受け取って国外へ持ち出すのだ。
本作の主人公セレナ・ミードは「仕事」でロシアへ潜入するのかと思ったら、実はプライベートでした。物語の随所でスパイの手口を使っているからプライベートで休暇を楽しんでいるというわけではなく、プライベートで「仕事」をしているといった方がいいのかもしれませんが、とにかくプライベートです。
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