スティーヴン・グレンドン「ミス・エスパーソン」
あらすじ…「僕」はふとしたことがきっかけで子供の頃(20年前)に親交のあった老婆ミス・エスパーソンのことを思い出す。
解説文によると「スティーヴン・グレンドン(一九〇九~七一)とは、本書の編纂者オーガスト・ダーレスの別名である」(P98)とのこと。ということは、本作がオーガスト・ダーレスの名義で収録されている本もあるかもしれません。
それはさておき、ミス・エスパーソンについて。
彼女は英領西インド諸島の生まれで、父親がそこで領事をしていた時に子供だった彼女は土地の超能力を持つ黒人から多くのことを学んだというのだ。(P100)
西インド諸島か…。だとすれば、ミス・エスパーソンが使っていた「魔法」はブードゥー教の呪術だと思われます。
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