銀河(1968年、仏伊)
監督:ルイス・ブニュエル
出演:ポール・フランクール、ローラン・テルジェフ、アラン・キュニー、エディット・スコブ、ミセル・ピコリ、ピエール・クレマンティ、デルフィーヌ・セイリグ、ベルナール・ヴェルレー
原題:La Voie Lactée
備考:ロードムービー
あらすじ…二人の男(ジャンとピエール)がフランスからスペインのサンチャゴ・デ・コンポステーラをめざして巡礼の旅をする。
この映画にはキリスト教の異端とされる説がこれでもかこれでもかという具合に次々と出てくるし、作中の登場人物たちも神学論争を繰り広げています。それらを眺めていると、キリスト教の異端学説について事前に勉強しておけばよかったかなとも思いました。
とはいえ、日本においてそのテの情報は必ずしも豊富にあるわけではないのが実情です。そう考えると、先述の後悔も幾分か慰められるかもしれません。
しかしながらそれでも(私のような異教徒でも)、わかったことがあります。例えば最初の方に出てくる、手と胸と額に血の付いている子供は「幼な子イエス」だし、最後の方に出てくるマリリン・モンロー似の娼婦は「サタンの誘惑」です。まあ、ジャンとピエールに誘惑する価値があるとは思えませんが…。
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