ポール・ドハティー『毒杯の囀り』創元社
あらすじ…1377年のロンドンで、貿易商のトーマス・スプリンガル卿が殺された。クランストン検死官とアセルスタン托鉢修道士が事件に挑む。
アセルスタン&クランストンものは『赤き死の訪れ』を読んだことがありますが、本作はそれよりも前に位置していて、コンビが結成された経緯が登場します。
それはさておき、本作にはホモが多く出てきます。詳しく書くと事件の核心に迫ってしまうので伏せますが、そいつは別にホモじゃなくてもいいんじゃないかと思えるくらいホモが多い(もちろん中世ヨーロッパでは男色は罪なので、みんな隠れホモです)。必要以上にホモが多く、この作品ではホモが事件の重要な鍵の一つになっていることからして、…これってホモ小説なの?
【参考文献】
ポール・ドハティー『毒杯の囀り』創元社
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