田村珠芳『宇宙人と闇の権力の闘いが始まりました』ヒカルランド
本書によると、世界政府(ワンワールド)の樹立をめざす「闇の権力」と、地球を見守る宇宙人とが戦っている、らしい。とはいえ、我々が普通にイメージするようなドンパチではなく、どうも我々の目に見えないところでやっているようです。
それはさておき、著者(田村珠芳)は宇宙人と会話しています。その中で「中国フグ計画」(中国を5つくらいの国に分裂させるという謀略)なるものについて触れ、
田村 フグとは、あの食べるフグのことですか?
宇宙人 そうだよ。おいしいけれど、ちょっぴり毒を持っている。(P81)
いやいや、ちょっぴりどころじゃなくて猛毒なんですが。あ、でも、宇宙人にはフグの毒はあまり効かないのかもしれませんな。
他にも、こんなものがあります。
宇宙人 アメリカは、小沢一郎の息の根を止めろと鳩山首相に命令したんだ。(P88)
無理無理。スネ夫に「ジャイアンを殺せ」って言うようなものです。あのルーピーにそんな「汚れ仕事」なんかできっこないことぐらい、ちょっと考えればわかることです。
これ以外にも突っ込みどころ豊富なハナシが色々と出てきますが、やめておきます。いえね、闇の権力を恐れているんじゃありませんよ、ただ単にブログの記事なんだからこれくらいの長さでいいやと思ったからです。
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