G・ガルシア=マルケス「悪い時」
あらすじ…<町>の至るところで住民のゴシップを記したビラが貼り付けられる。そしてついにはビラを見た住民の一人が殺人事件を起こす。
ビラ事件(とりあえずそう呼んでおく)を軸に展開される群像劇。主要な登場人物は以下の通り。
・アンヘル神父…町の司祭。
・町長…元軍人で、過去に軍事力で町を制圧し、そのまま町を支配している。
・アルカディオ判事…酒と女に溺れる判事。
・ヒラルド博士…医者。
・レベーカ・デ・アシス…ロベルト・アシスの妻。カトリック婦人会の会長。
・カルミチャエール…モンティエール未亡人の仕事の管理人。
・モンティエール未亡人…「モンティエルの未亡人」の主人公。
・グアルディオーラ…床屋。
・モイセース…シリア人の小間物商。
・ドン・サバス…不正な手段で儲けている金持ち。
・セサル・モンテーロ…殺人犯。
・ロサリオ・デ・モンテーロ…セサルの妻。
・歯科医…反政府派として弾圧された過去を持つ。
・カサンドラ…サーカスの女占い師。
・トゥリニダー…教会でネズミ捕りをする女性。
・ペペ・アマドール…ビラ貼りの犯人。
他にも色々と出てきますし、人によってはこのリストにもう何人かを加えるべきだと思う人もいることでしょうが、とりあえずこのくらいにしておきます。ともあれ、こうしてリストを作ってみると、登場人物が多いのを思い知らされます。これだけ多いと、一回読んだくらいでは誰が誰やらわからなくなってしまうかもしれません。
【参考文献】
G・ガルシア=マルケス『悪い時 他9篇』新潮社
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