石川栄作『ジークフリート伝説』講談社
英雄ジークフリート(ジーフリト、シグルズ、ジグルト)がどのように生成・発展を遂げて行ったかを述べたもの。
そういえば私は何年か前に『ニーベルンゲンの歌』を読みましたが、後半のクリエムヒルトの執念というべきものが凄まじかったことを記憶しております。
もちろん本書でも『ニーベルンゲンの歌』が取り上げられており、第三章(P81-120)では丸々それに割いています。
ちなみに本書の第七章(P189ー264)はワーグナーの楽劇『ニーベルングの指環』について述べているのですが、ここでストーリーを追うだけでもうお腹いっぱいになりました。あの重厚長大な作品を丸ごと観ようとするのは並大抵のことではありますまい。
【参考文献】
石川栄作『ジークフリート伝説』講談社
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