G・ガルシア=マルケス「最近のある日」
あらすじ…歯医者が村長の知歯(親知らず)を抜く。
そういえば私にも親知らずがありますな。今のところ痛みがあるわけでもないし、歯科の定期健診でも問題にされていないのですっかり忘れていましたが。
それはさておき、最後に歯医者が村長に治療費の請求書(勘定)を村長と役場のどちらに送ればいいのか訊ねると、村長は
「どっちだって同じさ」(P105)
と答えています。経費で落とすつもりのようです。悪く言えば公私混同ってやつですな。
【参考文献】
G・ガルシア=マルケス『悪い時 他9篇』新潮社
« G・ガルシア=マルケス「ママ・グランデの葬儀」 | トップページ | ポール・ドハティー『毒杯の囀り』創元社 »
「書評(小説)」カテゴリの記事
- 福田恒存訳『リチャード三世』新潮社(6)ボズワースの戦い(2024.06.06)
- 福田恒存訳『リチャード三世』新潮社(5)第二の求婚(2024.06.05)
- 福田恒存訳『リチャード三世』新潮社(4)処刑と暗殺(2024.06.04)
- 福田恒存訳『リチャード三世』新潮社(3)アン・ネヴィルへの求婚(2024.06.03)
- 福田恒存訳『リチャード三世』新潮社(2)クラレンス公ジョージ(2024.06.02)
コメント