田中慎弥「扉の向うの革命」
あらすじ…陸軍司令官が首相のもとを訪れ、クーデターを起こしたことを告げる。
どうせなら首相の身柄を拘束して外部と連絡を取れないようにすればいいのに。あ、でも、司令官が「閣下にはもはや、脅される資格すらありません」(P107)と言っていることから、ひょっとしたら拘束する価値なしと見なしていたのかもしれません。随分とナメられたものだ。
【参考文献】
田中慎弥『田中慎弥の掌劇場』毎日新聞社
« 田中慎弥「うどんにしよう」 | トップページ | 田中慎弥「不意の償い」 »
「書評(小説)」カテゴリの記事
- 福田恒存訳『リチャード三世』新潮社(6)ボズワースの戦い(2024.06.06)
- 福田恒存訳『リチャード三世』新潮社(5)第二の求婚(2024.06.05)
- 福田恒存訳『リチャード三世』新潮社(4)処刑と暗殺(2024.06.04)
- 福田恒存訳『リチャード三世』新潮社(3)アン・ネヴィルへの求婚(2024.06.03)
- 福田恒存訳『リチャード三世』新潮社(2)クラレンス公ジョージ(2024.06.02)
コメント