ラムジー・キャンベル「魔女の帰還」
あらすじ…魔女グラディス・ショロックが住んでいた屋敷に、作家のノーマン・オーウェンが引っ越してくる。その屋敷の二階には開かずの間があって、ノーマンは早速そこへ入ろうとするのだが…。
魔女の霊に操られたノーマンは、魔女の死体を自宅に運び込んでまた元に戻すのですが、驚くべきことにそれをたった一人で成し遂げています。墓を掘り返して棺を取り出し、それを墓地の外の車まで引きずって行き、棺を車に乗せ、車を運転して自宅前へ着け、そこから棺を引きずって自宅へ運び込み、棺を開け…そして今度は逆の手順で棺を運んで埋め戻す…。
そんな重労働をやったら翌朝はヘトヘトになっているはずなのですが、どうもノーマンはそうなっていないようです。
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