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アガサ・クリスティー『カーテン』早川書房

あらすじ…ヘイスティングズは親友ポアロの招待で懐かしきスタイルズ荘を訪れた。老いて病床にある名探偵は、過去に起きた何のつながりもなさそうな五件の殺人事件を示す。その陰に真犯人Xが存在する。しかもそのXはここ、スタイルズ荘にいるというのだ……(本書裏表紙の紹介文より引用)

 エルキュール・ポアロ最後の事件。原題の副題に「POIROT'S LAST CASE」とあるので、これがポアロ最後の事件だと明かしたとしてもネタバレにはなりません。
 ちなみにシャーロック・ホームズは「最後の事件」の後も復活して活躍を続けていましたが、あれは死体が見つからなかったからできたことで、『カーテン』ではちゃんとポアロの死亡が確認されているので復活はありえません。

 さて、今回の事件に話を戻すと、第十二章でなんとヘイスティングス大尉がある人物を殺そうと企むくだりが出てきます。これは5件の殺人事件と相似形にあるなとは感じていたのですが、そこから敷衍してXの手口を推理するという作業を怠ってしまいました。
 よくよく思い合わせてみれば、ポアロから提示された情報だけではXがどのような役割を果たしていたのか不明でした。いや、仄めかした部分はありましたが、私にはそこまで読み取れなかったというのが正直なところでしょう。

【参考文献】
アガサ・クリスティー『カーテン』早川書房

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