アガサ・クリスティー『雲をつかむ死』早川書房
あらすじ…飛行機の中で金貸し業の女性が殺された。たまたまその場に居合わせたエルキュール・ポアロが捜査に乗り出す。
飛行機の中で殺人事件とは、「古典作品」にしては随分とハイカラな舞台ですな。
ところで、巻頭には犯行現場となる飛行機(プロメテウス号)の後部座席の見取図があったり、更にはポアロが早い段階から気にしていた容疑者たちの所持品リストがP125-130にあるのですが、これらは読み進めていく上で何度も確認することになります。見取図はともかく、所持品リストの方は栞を挟んでおけばよかった…。
【参考文献】
アガサ・クリスティー『雲をつかむ死』早川書房
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