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G・ガルシア=マルケス「落葉」

 博士と呼ばれるヒキコモリの老人が死んで、博士の友人である大佐とその娘と孫の少年の三者の視点から葬儀を描き、時には三者三様の回想を交えながら話は進みます。そしてその中で徐々に話の筋および博士とは何者なのかが明らかになっていきます。しかしながら、正直言ってわかりにくい構成ですな。
 例えば回想だって全然時系列じゃないから、ちょっと気を抜くと「え? これいつの話?」というくだりにぶつかって軽く混乱することもあります。まあ、それは私が注意力散漫であるからなのですが(おかげでアガサ・クリスティー作品内のヒントを幾つも見逃している!)、だとすればこの作品と私の相性はよくないのかもしれません。
 いや、でも、例えばP244-250の娘の回想で継母がそこから5年前のことを語るくだりが出てくると、これは継母の回想を娘が回想しているという、二重の回想をやらかしているから、やっぱりわかりにくいことは確かなようです。

【参考文献】
G・ガルシア=マルケス『落葉 他12篇』新潮社

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